IT労務 – IT企業の労務問題の予防と解決
IT労務は、特有の労務問題を抱えるIT系の労働現場でのトラブルについて、問題解決と予防策を提供します。例えば、次のような場合にご利用頂けます。
- 短期間のうちに繰り返される退職と採用に伴う消耗・トラブルを解消したい
- SES的な客先常駐の運用・保守サービスを偽装請負と疑われないようにしたい
- 納期遵守のため常態化した長時間労働による高コスト構造を合理化したい
企業の労務問題への対処は、トラブルが発生してからでは限界があります。開発等のプロジェクト運営と同様、万一の場合のトラブル対応策とそれを見越した予防策を表裏一体として運用することが不可欠です。
安定した労働環境の実現は、ビジネスそのものの安定化、高度化につながります。
事例1 IT系の支援サービスによくある客先常駐が続くと、偽装請負を疑われるだけでなく、従業者に対する人事上、あるいは業務上の管理が手薄になって、サービス・レベルの低下や客先とのトラブルをも招きかねません。契約書やサービス仕様書のほか、社内規則、マニュアル類を含め、「労務の仕組み」を構築しておくことで、このような事態を防ぐことができます。
事例2 考え方を同じくする同志によるベンチャーとしてスタートしたIT企業にも、成長するにつれて、多様な考え方を持った人材が集まってきます。働き方や待遇についても、以心伝心ではなく、客観的な契約の要素が求められます。そうなってから、後追いで就業規則を変えようとしても、「不利益変更」の壁に阻まれて、立ち往生しかねません。成長期こそが、組織を整える機会です。